外貨建て個人年金保険の為替リスク

外貨建て個人年金保険のメリットでありデメリットでもあるのが為替変動です。外貨建て商品は、保険料を外貨で支払い、年金原資も外貨になります。

円建ての定額個人年金の場合、将来受取る年金額が決まっていますが、外貨建ての定額個人年金の場合、外貨として受取る年金額は決まっていますが、円に両替する際に為替相場の影響を受けるため、場合によっては受取額が大きく上下する可能性があります。

返戻率が高い外貨建て個人年金

これは、とある保険会社の豪ドル建て一時払個人年金保険に加入した場合の保険料や受取年金額のイメージ図です。

  • 契約年齢:50歳(男性)
  • 一時払保険料:5万豪ドル
  • 積立利率:3%
  • 据置期間:10年
  • 年金開始年齢:60歳
  • 受け取り方法:確定年金10年

積立利率が3%の場合、5万豪ドルの保険料に対し、7.5万豪ドルの年金を受け取る事ができますので、150%の返戻率ということになります。一般的な一時払い個人年金では考えられないような利率になりますが、これは加入時と年金受取時の為替が同じで、外貨で受け取った場合という事になります。

為替レートが1ドル100円だとして、円で年金を受け取った場合には、手数料などが引かれ710万円の受け取りになります。それでも返戻率が140%ほどになりますので、大変魅力的な商品と言えるのですが、問題は年金受取時に円高になっていた場合です。

なぜ、外貨建て商品は積立利率が高いのかという事ですが、積立金が運用されるのが主にその国の国債だからです。特にオーストラリアは国債利回りが高いため、他の外貨と比較して利率が高くなります。

為替相場変動による受取額の変化

例えば、加入時に1豪ドル100円で、10年後の年金受取時にも100円だった場合、500万円の支払いに対して710万円の年金を受け取る事ができますので、210万円の利益ということになります。

これが、受取時に1豪ドル120円の円安になっていた場合には、850万円ほどの受取額になりますので、利益は350万円と言うことになります。

逆に受取時に1豪ドル80円の円高になっていた場合には、570万円ほどの受取額になりますので、利益は70万円にしかなりません。

このように、為替相場によって円での受取額が大きく変動する可能性があるのが、外貨建て個人年金保険の特徴です。

10年間で、為替相場が20%以上動くことは珍しくありません。2008年のリーマン・ショック時には、数ヶ月で50%以上為替相場が動いています。当時のような事は、二度と起きないと言われていますが、未来の事は誰にもわかりません。

積立利率に惹かれて外貨建て保険に加入する人は多いのですが、大きなリスクがあるという事は頭にれておいた方が良いでしょう。

個人年金保険の一括資料請求

個人年金の一括比較で、利率が他より13%も高い保険が見つかりました。

保険市場の一括比較では、10種類以上の商品が比較でき、気になった商品をまとめて資料請求することができます。

申込は3分ほどで終わり、数日で各保険会社から資料が送られてきます。

個人年金ランキングはこちら

個人年金の一括比較はこちら